自販機が生まれるまで
設置にはどんな取り決めがあるの?
近くにコンビニが無い場合に役立つ、アルコール飲料の自販機はどんどん少なくなっています。昭和や平成初期に関してはアルコールに関してのルールがゆるく、設置にルールはありませんでした。
しかし未成年の飲酒が問題視される様になってからはお金を入れればすぐに購入出来る従来型に変わって、年齢確認の出来る改良型の設置が必要になりました。改良型は運転免許証と読み取らせる事で年齢を識別するタイプなので、未成年での購入は不可です。
またアルコール飲料自販機は一部を除いて、23~5時まで利用が出来ない様になっています。アルコール飲料自販機はビールやチューハイ以外にも、冷酒・熱燗・割り物などを一緒に販売しているのが特徴です。
ホテルや娯楽施設に設置されている?
24時間営業のコンビニが増えてから、アルコール飲料自販機は肩身の狭い思いをしています。政府も未成年がアルコールに手出ししやすくなると言う理由で従来型を撤去し、限られた場所での設置を推奨しています。
その為アルコール自販機はホテルや、一部の娯楽施設に設置されているのがほとんどです。特にホテルはあえて従来型を設置しており、ちょっとした非日常的な感覚を味わわせてくれます。スーパー銭湯などの娯楽施設には改良型が設置されていて、よりリラックスした雰囲気を演出しています。
コンビニの普及によって大きく減っているアルコール自販機ですが、熱烈なファンも多く今も尚愛されています。海外では考えきれない文化なので大切にしていきたいものです。